言語学サブプログラムでは、各個別言語学、様々な方法論の違いを超えて、言語の個別性と普遍性に関する洞察力、独創性と研究能力を有する人材を養成することを目的としています。このため、従来のような言語ごとのコースなどを設けず、各個別言語学、方法論を幅広く学べるような体制をとっています。また、基礎的研究の深化・充実を図るだけではなく、応用的研究に関する知識、能力も身につけられるようにし、教育やその他の様々な分野で活躍できる人材の養成も行います。このような目的に合わせ、前期課程では、「言語理論」「言語学史」などの言語研究の基礎を学ぶ科目群、「生成統語論」「対照言語学」などの言語研究の方法論等を学ぶ科目群、日本語学、英語学、ドイツ語学、中国語学といった個別言語の分析を学ぶ科目群、「日本語教育学」「言語情報論」などの言語的研究の応用的側面を学ぶ科目群を設けています。これらを指導教員グループの指導のもとバランスよく履修することで、言語の個別性と普遍性に関する知見を深めます。また、自身の研究テーマを深めるため、修士論文の作成の指導を行う年次ごとの演習科目、研究会発表等の指導を行う実習科目を設け、研究能力の育成を行います。後期課程では、博士論文の作成、学会発表等の指導を中心として、演習科目、実習科目を履修することで着実に博士論文が作成できるようにしています。